大学受験を2年後に控えるお金事情。受験生の家計見直しガイド:無駄を省き、賢く学費を準備する方法
大学受験を2年後と5年後に控える私は、ファイナンシャルプランナーのアドバイスを求めました。
受験や進路選択に向けて不安を感じつつ、お金の面でも課題があることに気づきました。
そこで、専門家のファイナンシャルプランナーに相談し、ライフプランについての知識とアドバイスを得ることにしました。
今回のブログでは、大学受験を控える方々のお金事情に焦点を当て、ファイナンシャルプランニングの重要性や具体的なアドバイスについてご紹介します。受験と進学を安心して迎えるためのヒントが満載ですので、是非最後までご一読ください。
これがわかります
3つの視点
私の家族構成です
大学進学の費用は?
息子が東京への進学を目指しています。当然たくさんのお金がかかってきます。東京に進学する際にどれだけの費用がかかるかを調べてみました。
りょう介は私学の文系を目指しています。
これに下宿代もかかるってことだよね。
まずは東京の大学進学にどれくらいお金が必要か知ることが大切です。
これだけの費用がかかる
以下に験に必要な費用についてまとめます。
- 出願費用
- センター試験: 18,000円
- 国立一般: 17,000円
- 私立一般: 35,000円
- 推薦一般・AO: 17,000円~30,000円
- センター試験利用型: 15,000円~20,000円
- 交通費・宿泊費
- 上京する際の交通費や宿泊費(具体的な金額は異なる)
- 入学手続き(納入金)初年度納入金額の目安
- 国立大学(標準額): 817,800円
- 私立大学(平均額): 1,312,146円
- 専攻による入学金と授業料の差額(例示)
- 法律行政関係専攻の平均入学金: 約19.1万円
- 理学療法関係専攻の平均入学金: 約83万円
- 新居の決定・引っ越し費用(例示)
初期費用 | |
---|---|
例)家賃 50,000円 / 管理費 2,000円 / 敷金 2ヶ月 / 礼金2ヶ月の場合の初期費用 | |
前家賃(1ヶ月分) | 50,000円 ※1 |
管理費(1ヶ月分) | 2,000円 |
敷金(2ヶ月分) | 100,000円 |
礼金(2ヶ月分) | 100,000円 |
火災保険 | 17,000円 ※2 |
鍵交換代 | 15,000円 ※2 |
24時間サポート | 12,600円 ※2 |
抗菌・消臭 | 12,600円 ※2 |
仲介手数料(家賃1ヶ月分+消費税) | 52,500円 |
初期費用合計 | 361,700円 |
- 初期費用: 361,700円(具体的な条件によって異なる)
- 引越費用(甲信越~東京都内の平均): 30,000円~35,000円
- 生活費
学校関連以外の費用では、年間60~80万円程度の生活費が必要になります。
居住形態別の年間の学生生活費 | ||
---|---|---|
国立大学 | 自宅 1,056,400円 | 下宿 1,716,200円 |
公立大学 | 自宅 1,080,900円 | 下宿 1,682,900円 |
私立大学 | 自宅 1,728,400円 | 下宿 2,383,300円 |
平均 | 自宅 1,631,900円 | 下宿 2,163,100円 |
自宅通いの人に比べると、下宿している人は家賃や食費など、 生活にかかる費用が大きな負担となることがわかります。
ただ、自宅から通う場合は通学時間や定期代もかかりますので、その点を考慮しましょう。
参考資料
以下が【平成30年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額】の表になります。
区分 | 授業料 | 入学金 | 施設設備費 | 合計 |
---|---|---|---|---|
文系 | 815,069円 | 225,651円 | 148,272円 | 1,188,991円 |
理系 | 1,136,074円 | 251,029円 | 179,159円 | 1,566,262円 |
医歯系 | 2,882,894円 | 1,076,278円 | 931,367円 | 4,890,539円 |
その他 | 969,074円 | 254,836円 | 235,702円 | 1,459,612円 |
※ 出典:文部科学省「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」内 「(資料1)令和3年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」
文系よりも理系が高く、医歯系はさらに突出して高額となっていることがわかりました。大学によっては後援会費や同窓会費などの任意の費用が加わる場合もあることもあるとか。
各大学が公表する正確な金額を参考にしつつ、ライフプランニングを進めることが大切です。将来に向けての計画立てと準備を進めて、夢を実現させるためにライフプランを立てましょう。
といことでFPさんにライフプランを立てていただきました・・・・
FPに相談する
大学進学を考える際には、さまざまな費用がかかることがわかりました。入学金や授業料、交通費・宿泊費など、受験前から将来にかけての経済的な準備は大切な課題です。そんなとき、ファイナンシャルプランナー(FP)のアドバイスを受けることで、より賢明な選択をすることができました。
FP相談はこんな流れで進んで行きました。
STEP
01
相談の準備
- 相談の目的を明確にする:何について相談したいのか、具体的な目標や悩みを整理しておきましょう。
- 重要な情報の整理:家計の収入・支出、資産状況、保険・投資などの情報を整理して、FPと共有するための準備をします。
STEP
02
状況分析
- ファイナンシャルプランニングの実施:FPは収入・支出、資産・負債、保険・投資などを総合的に分析し、現状のライフプランニングを行います。
- 問題点の特定:目標に対しての問題点や改善すべきポイントを見つけ、具体的な課題を明確にします。
STEP
03
プランの提案
- カスタマイズされたプラン:相談者の目標や状況に合わせて、FPがカスタマイズされたライフプランニングを提案します。
- 積極的・保守的な選択:投資や保険に関して、相談者のリスク許容度や資産状況を考慮して、積極的なプランや保守的なプランなど複数の選択肢を提示します。
STEP
04
プランの説明と検討
- プランの詳細説明:提案されたプランについて、FPが詳細な説明を行います。相談者が理解できるようにわかりやすく説明してもらいましょう。
- 質問や懸念の解決:相談者が質問や懸念を持っている場合は、FPにしっかりと解決してもらいます。
STEP
05
実行とフォローアップ
- プランの実行:相談者が納得したプランを実行します。必要な手続きや手続きをフォローアップしてもらいましょう。
- 定期的なフォローアップ:ライフプランは変化する可能性があるため、定期的にフォローアップを行い、必要に応じてプランの見直しを行います。
私がお願いしたFPを紹介
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ライフプランニングの考え方
ライフプランニングについて以下のように教えていただきました。
ライフプランニングとは生涯設計を立てる事です。当然人の人生それぞれの価値観がありますから様々なプランが出来てきます。
我が家の場合は下記のようなライフプランを立ててもらいました。
家族構成 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 | 2027 |
夫 りょう太 | 43歳 | 44歳 | 45歳 | 46歳 | 47歳 |
妻 りょう子 | 41歳 | 42歳 | 43歳 | 44歳 | 45歳 |
子 りょう介 | 17歳 | 18歳 | 19歳 | 20歳 | 21歳 |
子 りょう美 | 14歳 | 15歳 | 16歳 | 17歳 | 18歳 |
イベントと 資金計画 | りょう介 大学入学 りょう美 高校入学 |
ライフイベント表は、漠然としている夢や目標を具体化していく意味があります。
改めて作ると意識が変わりますね。
キャッシュフロー表
続いてキャッシュフロー表を作成してみました。
キャッシュフロー表とは・・
現在の収支や状況や今後のライフイベントをもとに将来の収支状況や貯蓄残高を予測して表形式に表したものです。
ライフプランニングを行う上で最重要ツールになるんですね。
キャッシュフローの仕組みを学習する前に1つ説明をしておきましょう。
可処分所得です。
可処分所得について
キャッシュフロー表の収入金額は可処分所得を記入していきました。
可処分所得とは・・
可処分所得=年収ー(所得税・住民税+社会保険料)
※社会保険料は健康保険・厚生年金保険料など
ライフプランニングを行う上で最重要ツールになることがわかりました。
我が家のキャッシュフロー表
我が家の3年後までのキャッシュフローを下記のようにまとめました。
現在 | 1年 | 2年 | 3年 | ||
2023 | 2024 | 2025 | 2026 | ||
家族・年齢 | 夫 りょう太 | 43歳 | 44歳 | 45歳 | 46歳 |
妻 りょう子 | 41歳 | 42歳 | 43歳 | 44歳 | |
子 りょう介 | 17歳 | 18歳 | 19歳 | 20歳 | |
子 りょう次 | 14歳 | 15歳 | 16歳 | 17歳 | |
イベントと 資金計画 | りょう介 大学入学 りょう次 高校入学 | ||||
収入 | 夫 りょう太収入 | 600 | 608 | 612 | 618 |
妻 りょう子収入 | 50 | 50 | 50 | 50 | |
収入合計 可処分所得 | 650 (1) | 658 | 662 | 668 | |
支出 | 基本生活費 | 300 | 303 | 306 | 309 |
住宅関連費 | 120 | 120 | 120 | 120 | |
教育費 | 10 | 20 | 20 | 21 | |
保険料 | 20 | 20 | 20 | 20 | |
一時的支出 | 180 | ||||
その他の支出 | 40 | 40 | 40 | 40 | |
支出合計 | 490(2) | 503 | 686 | 510 | |
年間収支 | 160 | 153(4) | ▲24 | 158 | |
貯蓄残高(変動率1%) | 300(3) | 456 | 437 | 599 |
このキャッシュフローを作成してみて
現在の年間収支は160万円
650万円(1)ー490万円(2)=160万円
年間収支ってあんまり考えたことなかったですけどキャッシュフロー表を作成すると分かりやすくなりました。
運用利率についても見ていきましょう。
運用利率を計算してみた
1年目の貯蓄残高456万円を見ると・・・
300万円(3)×(1+0.01)+153万円(4)=456万円
※上記は運用利率1%になります。
運用利率(うんようりつ)とは、お金を投資したり貸し出したりすることによって得られる利益を表す利率のことを指します。
一般的に、運用利率は投資や預金などの金融取引において、元本に対してどれだけの利益が得られるかを示す指標です。運用利率は通常年利率(年間の利率)で示されますが、投資期間によっては月利率や日利率といった短期間の利率も用いられる場合があります。
銀行の預金口座においては、預金したお金に対して一定の運用利率が付与され、定期預金や普通預金などで利息が得られます。また、投資商品や債券などにも運用利率が設定され、投資家がその商品に投資することで運用利益を得ることができます。
キャッシュフローの支出項目は何がある?
以下に一般的なキャッシュフローの支出項目を挙げますが、具体的な内容は個人の事情によって異なります。
支出項目をあげると
- 基本生活費・・食費・水道光熱費・雑費など
- 住宅関連費・・家賃・住宅ローン返済額・管理費など
- 教育費・・学校教育費・学校外教育費(塾・習い事)
- 保険料・・生命保険など
- 一般的支出・・上記に該当しない一時的な支出(車の買い替えなど)
- その他支出・・交際費・レジャー費・その他費用
年間収支について考えてみましょう。
年間収支
年間収支=年間収入の合計額(1)ー年間支出の合計額(2)
当然ですが年間収支がプラスになる場合は貯蓄残高を増加させます。年間収支がマイナスになる場合は貯蓄残高を減少をさせます。
貯蓄残高は運用するのが大事な部分ですよね
貯蓄残高の計算式は以下となります。
貯蓄残高
貯蓄残高(金融資産残高)=前年の貯蓄残高(3)×(1+運用利率)±その年の年間収支(4)
あと大事な部分が将来価値を記入する点です。
将来価値は、時間価値の観点から考えられます。時間が経過するにつれてお金や資産の価値は変動するため、同じ金額でも将来のある時点での価値と現在の価値とは異なります。これは、お金が利益を生み出す可能性があるため、将来の価値が高くなるという理由もあります。
りょう子さんの家庭の例です。
基本生活費が200万円の場合
- 1年後・・・200万円×(1+0.01)=202万円
- 3年後・・・200万円×(1+0.01)³=206.06・・万円
物価の上昇率が1%の上昇があった場合の計算ですね!
個人バランスシートを作成
家計を見る上で大切なことがあると教えていただきました。それが個人バランスシートということ。
企業における貸借対照表ですよ。と教えていただき我が家のバランスシートにあてはめてみました。
資産を行うときは係数を活用
ライフプランニングを行う際には、貯蓄を運用した場合の受取額や目標額を達成するための毎月の積立額など、様々な趣味レーションが必要と教えていただきました。
例えばこんなこと
- 100万円の元本を年利率2%で複利運用すると10年後いくらになるのか?
※複利運用(ふくりうんよう)とは、投資や預金などの資産を元本に利息や利益を加えて再び元本に対して利息や利益を得ることを繰り返す運用方法のことを指します。
このようなシュミレーションや試算を行うときには係数を使用すると簡単に計算が出来ます。
係数 | どのようなとき | 例えば |
終価係数 | 現在の額から将来の額を求めるとき | 100万円の元本を年利率2%で複利運用すると10年後いくらになるか? |
現価係数 | 将来の額から現在必要な額を求めるとき | 10年後に100万円にしたい場合、年利率2%で複利運用するといまいくらあれば良いか? |
年金終価係数 | 毎年の積立額から将来の積立額を求めるとき | 年利率2%複利で毎年10万円を10年間積み立てると10年後合計いくらになるか? |
減債基金係数 | 目標額を貯めるために必要な毎年の積立額を求めるとき | 10年後に100万円貯めるのに年利率2%で複利運用するとして毎年いくら積み立てれば良いか? |
資本回収係数 | 年金原資を複利運用しながら受け取れる年金額や借入金に対する利息を含めた毎年の返済額を求めるとき | 1000万円を年利率2%で複利運用しながら10年間で均等に取り崩した場合、毎年いくら受け取れるか? |
年金現価係数 | 希望する年金額を受け取るために必要な年金原資を求めるとき | 年利率2%の複利運用をし毎年100万円の年金を10年間受け取るためにはいくら元本があれば良いか? |
どのように計算したらいいのですか?
例えば100万円を年利率2%で5年間複利運用した場合、5年後いくらになるか求めます。
この時は終価係数を利用します。
期間/年利 | 1% | 2% | 3% |
1年 | 1.010 | 1.020 | 1.030 |
5年 | 1.051 | 1.104 | 1.159 |
10年 | 1.105 | 1.219 | 1.344 |
期間5年 年利率2%で100万円で考えると以下になるわけですね
計算すると・・
- 100万円×1.104=1104000円
簡単でしょ
まとめ
受験を控える2年間、ファイナンシャルプランナーのアドバイスを得て、自分のライフプランに向き合い、お金の面でも準備を進めてきました。不安や心配があった時もありましたが、専門家のサポートと知識によって、自信を持って受験と進学を迎えることができるようになりました。
このブログを通じて、ライフプランニングの重要性や賢いお金の使い方について学ぶことができたこと、そしてファイナンシャルプランナーのアドバイスがどれほど価値あるものであるかを再確認しました。これからも、経済的な側面での準備を怠らず、努力と計画を持って未来に向かって進んでいこうと思います。
大学受験を控える皆さんにも、自分の未来を見据えた上でのライフプランニングの重要性を感じていただけたら幸いです。試験勉強だけでなく、お金の面でも賢く準備し、夢を実現する一歩を踏み出してください。将来への不安を減らし、希望に満ちた未来を築くために、一緒に頑張りましょう!